ジュニアダンスフェスティバルin静岡

こんにちは佐々木です。本日は雨降りで少し肌寒いお天気です。

さて、昨日はバルカーカップについてブログを書きましたが

今日は続けて11月4日に開催されました子どもだけの試合「ジュニアダンスフェスティバル」について書きます。

場所は、グランシップ6階。

TOYS DANCE PLACE より小学生2名 中学生3名の5名が出場しました。

夏の「ダンス祭」で初コンペを迎えた中学生たちと可愛いちびっこギャングの小学生2名!!

 

 

今回、初めての子どもだけの試合という事で試合前のレッスンから緊張しているようで「当日休む~」という子もいました。

本当にどうなるのか私と大坂もドキドキです。自分たちが踊るよりも緊張していました。

 

 

 

当日の朝は小学生のスタンダードが10時からスタート。

エントリーと服装チェックを済ませ

「さあ!練習してきなさい」と言っても二人とも周りの空気に圧倒されてフロアーに出るのが怖いようでなかなか練習できませんでした。。。。

 

周りの子ども達は試合になれているようです。神奈川、山梨からも選手が大勢来ていました!

(夏にデモで伺った武藤先生のパーティーでお会いした山梨の先生にもお会いすることが出来ました。息子さんが優勝されていました。おめでとうございます。)

ビュンビュン踊っていますから確かに怖いだろうと思います。。。

とりあえず緊張をほぐして場所に慣れようと本番前にフロアーをぐるっと一周 手を繋いで歩きました。

私達も踊る前は本当に緊張します。ですから始まる前や予選の間に2人で話をしながら会場をぐるっと歩いています。

 

 

さて、本番開始。ワルツとクイックステップ の小学生1~4年生の部が始まりました。

課題はいっぱいあります。スタンダードの方がラテンよりレッスン不足なので本人たちも不安でいっぱいだったと思います。

ステップは最近ようやく1周回れるようになった段階ですので細かい事はまだ出来ていません。

そんな状態で無理やり試合に出場させているわけですが・・・ぶつかっても踊り切れるか、逆走しないか(LODを守って踊れるのか)私達も心配でした。

 

 

今回の試合出場にあたって私と大坂とで色々と話し合ってきました。

カップルをどのように組み合わせていくか?

まだ未完成の踊りでも試合に出させるかやめさせるべきか?

どう練習させるか?本番の子ども達をどう支えるか?など。。。。

子ども達が初めてという事は私達も初めての経験なんです。。。。 試合に出る側の気持ちはわかるし、自分ならどうされたいかもわかるつもりでいましたが。。。

今後の子ども達の人生にとって最善を考えてあげたいといつも思っています。

 

 

 

そして出場の是非は自己申告。出たい子は言ってくださいという事にしていました。

試合が好きでない子には強制したくないですし自分で考えて選択できるようにしました。

 

修学旅行に重なり出ることが出来なかった子が1名、年齢的にダメだった子が1名いましたがその他の子は「出る!」という事でした。

 

カップルダンスの部では出場区分をこちらで決め、ソロは最低1種目は出るように伝え あとは自由としました。

 

ソロ区分は、小学生は二人ともサンバに出ることに。そして中学生はチャチャ・サンバに出ることに決めました。

中学生2名はダンスを初めてまだ1年未満でしたのでスタンダードの区分は間に合いませんでした。スタンダードに関しては来年に期待です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小学生1~4年の部スタンダード。逆走せず音も外さずライバルをよけながら踊り切りました!!

しかし緊張からホールドが崩れやすく、どうしても顔は下ばかり見てしまい自信が無さそうでした。

残念ながら二人ともリダンス(敗者復活戦)を踊り、ワルツは良く踊ったのですが残れませんでした。

クイックステップは出だしは最高に良かったのですが

そのあとすぐに他のカップルに周りを挟まれてしまい、避けようとしたところで二人のステップが合わなくなってしまいました。決勝には進めず残念!!

 2人とも悔しそうでガッカリしていましたが一度踊ったことで緊張がほぐれたようです。

午後の競技会はラテン。お昼を食べて練習に励んでくれました。

 

 

 

さて、中学生はラテンのみの出場でしたので午後から集合しました。

やはり緊張して。。。。午前中のデジャブのように。。。中学生3人とも固まっていました。

 

元気な小学生

とガチガチ中学生と全員で通し練習をしました。

男の子がレッスンの日にちが合わずほとんど組んで練習できませんでした。試合前に2回組んだ程度でしたので合わない所はいっぱいあったと思います。

試合前に3回も!!通しで仲間や家族の前で踊ることで少し慣れてきたようでした。

 

そして本番。小学生ソロからスタート。次に中学生ソロ。

小学生は緊張はしていたものの午前中よりも自分をアピールするような表現を自分なりに取り入れて教えていないのに何かが確実に上手くなっていました!

1~6年生の中で残るのは難しそうですが目つきが変わってきました。

 

中学生はガチガチ。本来の踊りはできずリダンスへ。そもそも1ミリも笑顔がありませんし顔色悪いぐらいですから。。。

リダンスでは、全員が少しづつ変わってきました。姿勢、手の出し方などにも気を使っていました。

中学生の部でサンバ・チャチャチャとも1名が決勝進出。他4名は残念ながら決勝に残ることはできませんでした。

しかし、意識も踊りも確実に変わってきました。

出遅れないように自分でチェック表を確認して、残ってなくて悔しがって、涙して。。。

残っている子を一生懸命応援して。。。  それぞれが真剣になっているのがわかりました。

 

 

さて、いよいよラテンのカップル競技会。「さー!みんな鼻血でるぐらい頑張っておどってきなさいよ~!」と喝を入れました。

 

小学生のラテン。この2人、ふたりになると強いんです!初めからこう踊りなさいよ~というぐらいパワーが出てきました。

残念ながら決勝進出ならず。しかし、いつもレッスンで言っていた「丹田を動かしなさい!」を思い出したようで「私ねサンバの時お腹をすごい動かしたよ~」と見せてくれました。

なんだか嬉しくなりました。

 

中学生は全員決勝戦へ。

 

中学生の部は、まだダンス歴1年未満の二人。ギリギリまでどこで踊り始めればいいかわからない(LODがわからない)と言っていましたが

2人で協力し仲良く丁寧に綺麗に踊っていました。ソロで悔しくて泣いていたMちゃんでしたが、まだ数か月のレッスンでこんなにも踊れるようになったのかと私の方が泣きそうでした。

 

ジュニアの部は3種目連続。 という事で、決勝戦はジュニアの部と中学生の部が続いていましたので男の子は5種目連続踊ることになりましたが踊り切りました!!

そしてHちゃんが男子を上手くフォローし最後まで果敢に踊り続けました!!

ジュニアの部では、他の組はドレスでステップもバリエーション。スピードもある!!

その中で二人は平服でステップもほぼベーシックでしたが臆することなく 最初のガチガチは無くなり自分の事に集中していて頼もしかったです。

 

 

最終結果 ジュニアの部 6位

     中学生の部  5位

      中学生ソロ サンバ5位 チャチャチャ4位

         

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんな悔しい気持ちで一杯だったようです。悔しがる気持ちは大事ですよね。次のエネルギーになりますから。

 

 

試合では毎回いい結果とは限りません。

自分たちが良く踊れても結果が悪かったり、感触が悪くても結果が良かったり。

結果が悪くても「いいダンスだったよ」と見てくれている人がいて励まされたりしてきました。

私達もプロになって16年。沢山の試合に出ていい結果だったのは数回。いい踊りが出来たのも数回。

毎回毎回の積み重ねです。チャンスがぴゅ~ってきた時に頑張っていればいい結果になるみたいな・・・山あり谷ありです。どんなお仕事でもそうですよね。

ですから子供達には 今回の結果に落ち込むことなく キラキラ輝いて素敵に踊ってほしいです。

 

 

 

 

私も大坂ももっと勉強してみんながいい踊りが出来るように頑張ります。

保護者の皆様、当日の声援や日頃のサポート本当に感謝しております。ありがとうございました。

そして主催者の皆様にも感謝いたします。

そして、子ども達ひとりひとりが悩んで考えて成長してくれたこと、TOYSの仲間として励まし合っていたことが本当に嬉しかったです。

みんながんばったね!!

今日で5人はすっかり競技選手の顔になりました!!

 

来年は全種目優勝だ~!

ということで次の子ども達の試合及び発表は12月を予定しております。

応援よろしくお願い致します。